栗東芸術文化会館さきらは、おかげさまで2024年10月1日に開館25周年を迎えることができました。
深く感謝申し上げます。
いま話題の源氏物語に、こういう一節があります。
『ただ今の世に才(ざえ)もすぐれ、ゆたけきさきら』源氏物語第38帖「鈴虫」より
(現代語訳:当代の世において才覚すぐれ、弁舌さわやかな者)※【左大臣どっとこむ】より引用
《さき(先)ら》は才気が表にあらわれたもの、という平安時代の古語で、そこから館に命名されました。
栗東芸術文化会館さきらは「水や緑と親しむ芸術文化の拠点」として、市民のみなさまに支えられ、親しまれてまいりました。
今年で活動20年になる「さきらジュニアオーケストラ・アカデミー」。そのアカデミーを母体としたオーケストラは12月15日(日)に第15回定期演奏会を迎えます。
来年2月8日(土)9日(日)におこなわれる「さきら創造ミュージカル『潜水バスのターミナル』」に向けて、世代を超えて素晴らしい方々が集まって、熱心に稽古に励んでくださっています。
この25周年を節目により一層、さまざまな芸術文化を通じて、たくさんの人々に館名に相応しいさわやかな感動をお届けしてまいります。
ひき続き、みなさまのご支援ご鞭撻を、お願い申し上げます。
栗東芸術文化会館さきら館長 三木 茂